ほうとうムスコ物語    第  話
サンサンと太陽が館を照らし輝かす。

「ヤカッタネ!」(・・・ムスコが申しておりました。)

 もう、あなたは訪れてみましたか?真新しい「宝当乃館」さんへ。

 金蔵をモチーフにした、純和風の建物。そこに新しい伝説(?)が生まれつつあるのを

お教えしましよう。

 エッヘン!。

 ここだけの話なんですけどねぇ、(行かれた方もご存じでしょうか?)館の二階部分に、

金文字で「宝」「当」と書かれている丸い形の窓がふた〜つあるんです。その文字に、朝日が

サンサンと当たり輝き反射する。と、その光が宝当乃館さんの玄関先のある一点を照らす

のであります。

 そいでぇ、その時刻がなんとま〜!めでたくも午前九時〈クジ〉。十二分に当たりがいい。

と、言うのがほうとうムスコさんの新しいメッセージなんです・・・
。本当かどうか定かでない

のですが・・・。 現に観光客が群がっては、ありがたい陽が当たってる宝の光を体に受けて、

「新年早々、良いことあたりそう!」と、笑顔で当たり散らかしては、ときめいていらっしゃる

ようで・・・。

なんでこんなのがおもしろい?

宝の光が当たる!九時、十二分!


「宝くじ、当たっタカラと言って、タカラレンといいけどね!」

(・・・・・ムスコが申しておりました。)

 またまた館の屋根瓦の上には、双子のまねき猫が・・・。おいでおいでしてるんです。

いやいや、ジェット機がつっこんで来ないかと心配しているのか、いないのか?。

ただ、あどけない姿で片手を振りあげてらっしゃる。しっかと、お客さんをまねーては、

マネーに来てもらう仕事をしてもらっているんです。そいでもって飼い猫に餌を与えない

館主様。当たり前なんです。

 「猫にごはん!。」は、私だけの世界。(・・・ムスコが申しておりました。)

 紺碧の空に重く渋く映える、三毛猫の人生。背中に漂う気まぐれなき、さりげない哀愁。

真珠のような、透き通ったまなざしを持つ純白のまなこ。胸元には、真白き魂を持つ金の美鈴。

果たして、しっぽの色も何色なのか?

「なんで紺なのが尾も白い!」(・・・・・ムスコが申しておりました。)

つづく